恋に落ちた あの夏を 僕はまた思い出している 君がいた 夏の日を 僕はまだ今も覚えている 夏を 待つ君を 仰ぐ潮風に押されて 夏を 泳ぐ君を ただひたすら追いかけた 波の音、風の音に声が消えてく 海に引き寄せられて 陽射しに照らされ 輝いた君の髪が眩しくて いたずらに笑う顔も 少し抜けたところも わがままで、でも優しかった そんな君が好きだった 夏を 待つ君を 仰ぐ潮風に押されて 夏を 泳ぐ君を ただひたすら追いかけた 君がいた夏が 揺れる陽炎の中 溶けて 消える 潮騒のように 流れ消えていく ベタつく汗とアイスが溶けて 溢れ、消える 潮風に乗って 流れ消えていく