夢見る恋路 ひらり舞ひ散る花びら すずろに袖濡らす 侘びぬれど あだに過ぎにし季節思ふ 消ゆるこの身 はらり落ち行く 声は遠く うたかたの恋 ふわり消え惑う闇は かたへとつゆ知らず 逢ひもあへずや 遠く誘ひし影は 天津の風吹けど 麗しき思ひ 言の葉に乗せ届く 契りなれど 罪をつくらざりせば 汝が居らまし 夢か現か ゆらり聞こゆる音さえ さらに心ゆかず 憂きに堪へぬは 涙 ちはやふる心 神代に伝う日も 夢見る恋路 ひらり舞ひ散る花びら すずろに袖濡らす 逢ふこともがな 遠く誘ひし影は 天津の風吹きて