あなたの優しさは涸れてしまって 同じ生き物じゃなくなったみたいだ それでも誰かの代わりで 良かったのに どうやらそれも叶わない 悲しみの形がわかっていった あなたに見合うのはもっと奥の、 暗く深い地獄だよ 壊れたら元には戻らないこと、 わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、 冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように 誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で 会える日を待ってるから 夾竹桃の花のように 鮮やかな記憶の毒がまわり始めた あなたの優しさが 涸れてしまった日が 焼きついて離れなくて 誰一人愛せた覚えが無いよ わたしはあの日から知ってしまった 暗く深い孤独を かじかんだ身体を慰めるもの、 わかっているでしょう? あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、 冷えてくのがわかるんだ それでもわたしの心がまた 満たされてしまうこと 許せないんだよ 犬の骨のように あなたの玩具で終わってしまった あなたまるで人間みたいね けだもののくせにさ 脳の奥がさ、 冷えてくのがわかるんだ わたしと同じように 誰かを愛せた気になっても それじゃ駄目だよ お揃いの悪夢の中で 会える日を待ってるから