頭の上に赤い洗面器を乗せて 不適な笑みを浮かべながら登場して すかさずそれを地面に置いて まるでブレイクダンスでも 始めるかのようなステップから 前転 後転 開脚前転 開脚後転 倒立前転 後転倒立 倒立歩行 KATASUKASHIT on the microphone ある晴れた日の午後 道を歩いていたら 前から赤い洗面器を頭に乗せた男が 歩いてきた 洗面器の中にはたっぷりの水 男はその水をこぼさないように ゆっくりと歩いてきたんだ 俺は勇気をだして おい、ちょっといいか? お前はどうして赤い洗面器なんか 頭にのせて歩いているんだ? と聞いてみた すると男はこう答えたんだ ガタガタうるせぇんだよ馬鹿野郎
