Track by熊木翔
ベルが鳴って 弾けた 拍子にいつもの変わらない風景に 居た ただなんとなく 長くは続かない 知らないけどわかってた 容赦無く刻んでく 秒針が急かす 靴紐も結ばないままで 早く 遠くへ いかなきゃって 線香花火が太陽みたいで 騒がしい惑星をぼんやり照らした 閃光の行き先 知る由もないまま 欠伸をする夜に 飲み込まれていく 待ってまだ 全部を 掴めてない さよならも言えずに 零れた欠片達が 空に流線形を 描いていた事 僕らは気付かずに 気付けなくて良かった 泡のように溶けてく 淡く透明な日々に