五月雨どきの午後に ゆれる影帽子 向かうべき道の多さに 薫るアイロニー 夕闇に霞んでいく 曇った表情も 今だけ今だけ 伸びる影と共に揺らいでる 無我夢中に走った跡には 旋律と期待の模様 不意に思い出す過去のように 振り返り今を想う 代わり映え無い空の 踊る星を数えて 儚く響く声に 刺さった詩よ 途切れてしまう前に 夕闇に霞んでいく 曇った表情も 今だけ今だけ 引く波音消えゆく足跡 立ち止まって見えなくなってく 不意に思い出す過去のことも 連れて行く想いと共に 月明かり照らす僕の影足を止める 振り返り彷徨った跡光に背を 向けている 無我夢中に走った跡には 旋律と期待の模様 不意に思い出す過去のように 振り返り今を想う