窓に映る私はひどい顔している カーテンを抱き寄せて慰める もうあきらめていいかな 頭痛もしているし カーペットのシミが妙に気になるし 煙になれない記憶だから 辿っていくこともできるけど 繰り返し思い出す夏は 不安定に踊りだす炎 虚ろな目で責め立てて 眠り続けるこの街で 暮らすためには夢を見ちゃだめよ 夢を見ちゃだめよ 夢だけは見ないことだよ キミが暮らしたアパートへ 最後に行ったのは 夕立のあの日、中古車で 湿った道路の匂いで 気付いてほしかった 僕がそこにもういないこと 煙になれない記憶だけど 悪い夢もいつか終わるから 繰り返し思い出す夏は あの国道を行ったり来たり 虚ろな目で責め立てて 眠り続けるこの街で 暮らすためには夢を見ちゃだめよ 夢を見ちゃだめよ 夢だけは見ないことだよ