少しづつ意識が 空間に混ざって行く あの夏のあのとき 大きな木の下で 明日が来ると思ってたんだ 何の疑いもなく 死ぬことなんて考えてなかった 消えないと思ってた 終わらない明日を掴めるなら 何もいらない 何もいらない 小さなその掌に託していく 少しづつ意識が 過去に吸い込まれていく 何も無い暗い 部屋の隅っこに 明日が来ると思ってたんだ 何の疑いもなく 死ぬことなんて考えてなかった 生きたいと願ってたんだ 明日の無い夢をみたよ 怖い寒い弱い脆い 小さな手を握りしめ歩いていく 終わらない明日を掴めるなら 何もいらない 何もいらない 無力なその掌に託していく