季節外れの春だ 上手く咲いた別れだ 風に住み着いて ゆらりふわり 過ぎていた 昨日のようだ もうどこへにも行けなくて また季節に翻弄されて 遠くへ行った青とともに 君を待ってた 季節外れの春だ やけに冷たい風だ 袖に張り付いた君の匂い 焦らされた酩酊の中で 夕冷えの日々に置いた愛情を ゆらりゆらりとただ追いかけて また遠くへ向かう 花の便りだ だけど「バイバイ」 この手で今汚した 綺麗になった別れに邪魔されて 化けた台詞を過去で濁して もうわかんないや だけど「バイバイ」 この手で今枯らされた まばらな恋で熱った夜に 研ぎ澄まされた 「季節外れの春だ」