旅の終わりの とある夜更けに ひとりの老人に出逢う 彼も私と同じく 気の向くままひとり旅 呑んだくれの彼は いつもウヰスキーの瓶 ポケットに入れ ほんのちょっとの隙に一杯 遠くを見つめて 彼はポツリポツリと話を始めた 旅は終わってみると 実に呆気ないものだと気付いて だから 終わらない旅に出ようと 決めたんだと呟き 煙草を深く吸い込んだ La La La La La La La La 今此の地に 辿り着いてひとり La La La La La La La La 今此の地に 陽が落ちる La La La La La La La La… 旅の終わりを感じて 少し疲れてぼんやりしている 昔出逢った人たちの事 思い出している 来た道振り返れば そこには荒野が広がる けれども 一輪の野薔薇咲く La La La La La La La La 今此の地に 辿り着いてひとり La La La La La La La La 今此の地に 陽が落ちる 旅の終わりの とある夜更けに ひとりの老人に出逢う 彼も私と同じく 気の向くままひとり旅 暗がりの中 ライターの炎で彼の顔が映れば それは私の顔だった よくある話 La La La La La La La La …