カレンダーをめくる度 嫌気がさす午前二時 「なんにも進んでないや」 後悔の夜に捕まった 今日の上映は『過去の夢』 面白みのないストーリー 「こんなもんか人生なんて」 観るんだ『未来の夢』 ゴミ箱に溜まってゆく 破り捨てた昨日たち それすら僕に刻まれるから 名もなきトビラと広大な白紙 駆けて駆けて駆けてく 汗と涙でシワだらけさ 筆なんかなくても描いてく めくるめく自分史を 足跡を振り返る ここがスタートさ アルバムをめくる度 見ないふりをしていた 「架空の生き物かよ」 なぞる文字が滲む 鏡の奥に映るのは どこにでもいるホモサピエンス それすら僕を苦しめるけど 果て無き旅路と曖昧な目的 駆けて駆けて駆けてく 転んでも立ち上がって傷だらけさ 夢なんかなくても見据えてる めくるめく自分史を 眼差しが伝えている まだ終わりじゃないさ 名もなきトビラと広大な白紙 駆けて駆けて駆けてく 駆けだせ 止まれない僕らと盛大な拍手 浴びて浴びて浴びてく カッコつけなんてクソくらえさ 術なんかなくても足掻いてく めくるめく自分史を 頭じゃ分かっている ほら自分次第さ 鼓動が高鳴っている 超えて行け 自分史上