花は散り 君はゆく 昨日までの雨が嘘みたい 車窓から見える景色は 君がいないからモノクロで 忘れてた遠い記憶 頬を伝うベタついた記憶 麦わらの帽子を持って 水辺で遊ぶ君 花火が落ちてゆく いつしか涙になって溢れてく どこかへ忘れてきたものがある もうほんの少し君のそばにいたい 面影をなぞって 優しい香りがするのは 夏風が君の匂いを運んでいるから 君と見た海へゆこう 山を越え ただ手を伸ばす 今日からは君を探す 暑い夏の旅に出る 日常にないもの 失って初めて知った愛がある 溶けていく水平線を指でなぞって もうほんの少し僕のそばにいて 僕の目を見つめて 君がくれた夏の味は 汗になって溶けていく もうほんの少し遠くに行こうよ 横顔を見つめて 優しい香りがするのは 夏風が君の匂いを運んでいるから また夏が終わってく また来年会いに来るね