見える景色はあなたの横顔 それ以外は箱の中 知らない言葉を探していた それが何かも分からないまま 消えゆくは記憶 気づけば揺らめいて 気づけば花咲いて そのたった一音をきかせて かざした尾びれは波にたゆたえ 深く深く まだ深くの光 波間を泳いで揺らいで 僕を探した 落ちていくその先で 記憶を鳴きながら 見える景色は深い青 それ以外は見当たらない 知らない僕を探していた 曖昧にもならない過去 閉ざした瞼は月にまみれて 深く深く まだ深くの夜 優雅に静かに泳ぐ 僕は鯨 海を飛ぶその先で ひとりの僕は 分からないよ ぽっかり空いている穴には 何が入っていたの あなたの横顔に見覚えがないよ 探したいんだ 僕を知りたくて かざした尾びれは夢を掻いて 深く深く まだ深くの光 波間を泳いで揺らいで 僕を探した 落ちていくその先で 記憶を鳴きながら 海を飛ぶその先で 鯨の僕は
