枯れ葉が崩れ落ちても 握り締めて拾い上げた 是が非でも手にする 愛しさを正常と 許した命の望む通りなら 夜の底に目覚めて狂う プログラム匂い微か コード内の情を食んで 木漏れ日に憂うネジを 害のない世界で止めて 最後まで重いままの タイル上の解を蹴って 怯えずに向かう約束 騒ぎ立つ空に映る鴉羽も 与り知らぬ心の濁流が 呑み込むだろう そして荒れ狂う獣らしく溺れたら 一つの息を二つに重ね今 貴方と夢を見る ただ安らぎを探して 深い場所の鍵を開けた 無理矢理になろうと 照準を合わせても 暈けるピントで何を見たいのか 痛みさえも信じて狂う 無機質な細い管を 巻いた顔で貝になって 寂しいなって本懐も 心理外に追い散らして 点火する多幸感へ 悔いる前に杭を打って 止まらずに向かう約束 非合理を貫くほど溢れ出す 想いも意志で敬虔の誓いも 純正だから 昇る太陽に手を伸ばして焼けようが 壊れるまでは妄想だとしても 足掻いて足掻いて 寄り縋る果てに生きた憧憬は 明け方に差すカーテンの零した 温もりだろう そして荒れ狂う獣らしく溺れたら 如何に苦しき遠吠えになろうと 貴方と夢を見る