魔法使えば悲しいことだって 忘れちゃえるね 魔法使えば悩み事全部 消えるのだろうか 私は朽ちるより素直になる 方がこわいな 忘れ去られることより恥をかく方が 苦しい ときどき ニヒルなこの 夜がどきどきするようになる ときめきよりもっと大事な 鋼のお守り 魔法使って花束になって 君の部屋まで 魔法使って君の泣き顔見える 距離まで行こう ころした思いその最深部まで 大志を抱け、その目の奥で 出したうみも苦い声まで 紺色のパクトで 男子は気付かない 手を握ることより優しい あたたかなバリアが乙女の心を 救うことを 知らない 椅子から落ちる 君の足とそのスカートの裾にも 制服のそれと同じおまじない 魔法使いよ、 得意のご飯はトカゲの素揚げ 魔法使えば強くなれるよ 忘れないでね 魔法使って悲しいことだって 忘れちゃえるよ 魔法使って君の敵いっぱい消して! 消して! 心だってスカーフの一つで着せ 替えできるね 花束だって貴方に負けるよ 乙女の魔法だよ