惜春

歌詞

ひび割れた鏡と埃まみれの 積み上げられたガラクタの山 寒さは通り過ぎて蕾が開き 造り物の希望が顔を出す イカサマ蔓延る素敵なゲームです チクチク痛むのはそこかしこ 御大層な建前に気づいたら パパママお友達皆ドール 不幸自慢のための 餌を探す亡者 だんだん色を増す花 養分は誰の生? 通り過ぎた明日を懐かしむように コンクリートの巨像の上で踊る ありふれた終わり 別れを告げるように 風が頬を撫でた いつまでも右へ左へフラフラ 傾き切らないことが大事 たとえ大切なものを貶されて 唾吐かれても笑っていましょう 歩け歩け 前だけを見て 指先がもう動かずとも 歩け歩け 尽き果てるまで 支離滅裂な行軍 釜が開いた地獄のように溢れていく 笑い方を忘れた傀儡の出来上がり 夢に見た昨日を待ち焦がれるように コンクリートの墓標の上で歌う 高鳴る胸 待ち望んだ最終章 惜しむ春などない ランランリンランラン お望み通り ランランリンランラン 地を這い幕閉じて ランランリンランラン 茶番は終わり ランランリンランラン 満足しましたか? 通り過ぎた明日を懐かしむように コンクリートの巨像の上で踊る ありふれた終わり 別れを告げるように 風が頬を撫でた 夢に見た昨日を待ち焦がれるように コンクリートの墓標の上で歌う 高鳴る胸 待ち望んだ最終章 惜しむ春などない