波の 寝息と 朝の白 足の ゆびの あい だの 砂は かわいて つめたく おちていった 何も 生まれない ここで あすの そらの あいだの あかは 輝いて あたたかく 沈み うなずいている いいよ だれもいないから ここまでの みちのりに ああ いま 足をとめたら 先はいいよ さらわれていよう 月の 吐息と 泡の色 何も うまれない もうね 砂は ささやいて ただ、いたく 歪み(しずみ) 今ではないと いいよ わるくはないのさ またあおう このみちに ああ いま 足をとめたら 後はいいよ はこばれていよう きみの 寝息と 朝の月(しろ) 足も ゆびも 凪いだの
