<紅花の宿 唄:水田竜子> <詞:水木れいじ 曲:水森英夫> 愛しながらも 別れた人の 想い出捨てる 旅でした 吊り橋渡って 十二の滝で みれん流した はずなのに… なんであなたの 苗字で泊る 酒田みちのく 紅花の宿 格子窓には 鳥海山の 根雪に淡い 遠灯り 芭蕉の細道 蛇の目の傘で 肩を抱かれた 倖せが… 酔えば手酌の お酒にゆれて こころさみだれ 紅花の宿 泣いてあの日に 戻れるならば なみだで越える 六十里越 風待ち潮待ち 北前船の 古い港で 明日を待つ… 女心に 春呼ぶような 霧笛ひと声 紅花の宿