雨あがりの国道はタールの臭い 君の背中を失う予感におびえ 遠く近く続く朝もやの中に Ah ぼくたちがいる 横顔にはいつだって顔色がない 君は打てないピリオド 打とうとしてる 少しきつく 抱きしめるとくずれそうさ 胸の奥がきしむよ 優しくすればする程 離せなくなる いっそ深く傷つけてしまえるなら 真冬のランドリエに砂まじりの温風 ひざの上に停まればいい たったひとり残される ぼくを案じないで 強がりでいいから ほほえんで シーツの乾く間に夜が明ける 始発のベルがホームに響きわたる 幸せの数は いつも割り切れない 二度と恋などしない 遠くにいればいる程 近く感じる 思わせぶりな影でいられるなら 真冬のランドリエに砂まじりの温風 ひざの上に停まればいい きっと今は消せなくて 君を憎んでいる もうしばらく ここで見送るね しばらく ここで見送るね