山が泣く 風が泣く 少し遅れて 雪が泣く 女 いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて 白い躰がとける頃 もしも 私が死んだなら 胸の乳房をつき破り 赤い蛍が翔(と)ぶでしょう ホーホー 蛍 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 蛍 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け <♪> 雪が舞う 鳥が舞う 一つはぐれて 夢が舞う 女 いつ舞う 思いをとげて 赤いいのちがつきる時 たとえ 遠くにはなれても 肌の匂いを追いながら 恋の蛍が翔ぶでしょう ホーホー 蛍 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 蛍 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け ホーホー 蛍 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 蛍 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け