百夜月 小田純平 ♪ 他人(ひと)目を避ける 恋をして 闇夜を待って 愛に行く これが運命(さだめ) ふたりの罪か 月が邪魔する 道行(みちゆき)を 百夜(ひゃくや)通って 渡れぬ川は 浮世の川か 浮世の川か 百夜月(ももよづき) ♪ 夢でもなぜか 逢えなくて 想いは募る 一夜(いちや)ごと たったひとりの 愛する人を 月よ映して 今宵だけ 百夜通って あきらめきれぬ 未練の色か 未練の色か 百夜月(ももよづき) ♪ 涙で漉(す)いた 便箋に 闇夜の墨で 書く手紙 きつく結んだ ふたりの命 月もわかって くれるでしょう 百夜(ひゃくや)通って 渡れぬ川は 縁(えにし)の川か 縁の川か 百夜月(ももよづき)