ないものねだり

歌詞

間違った 夢の爪先に 手を伸ばせば 指は触れそうだ ぐらついていた 手すり手放せない 24のヒールの踵と踊る 夜に 鮮やかに並んだフォークを落とした 安価なカメリアのパテに見惚れて カラカラに乾いたアルデンテ 仄か伝う感情 色めき立つ鼓動 ないものねだり 唱えて くだらない お願い 焦がれても消せぬ炎 夜に紛れて 吸い込んで 深く寄り添った 瑣事が 溶けて消えるまで 失った 夢の鼻先に 気後れして今日も潰れそうだ 片付いた思考で欲を飲む 閉ざされた 瞼にも届くように 逆さまに並べた グラスに注いだ 半端な色水の赤に見惚れて クラクラと歩けばアンダンテ 僅か揺れる歩道 色めき立つメロウ ないものばかり 追いかけて 終わらないお願い 逃れても募る程 雨に紛れて 恋をして 薄く象った匙で藍を掬おう 踊るように 廻る 新時代 派手に闊歩したい 疲れ果てるまで 歌うように 手繰る 新時代 愛を論じたい 喉が枯れるまで 望むように 信じたい事を 選んで もう鳥籠壊してさ good buy 伝う感情 揺らめき出す鼓動 咎の隙間に供えられた ビードロ ないものねだり 唱えて くだらない お願い 焦がれても消せぬ炎 夜に紛れて 吸い込んで 君を象った匙の裏側で ないものねだり 唱えて すれ違いも 迷いも陰りも憂いも 愛に逸れて 恋をして 深く寄り添った 瑣事が溶けて 消えるまで