あの日のCDの音楽 ロクデナシに捧ぐ歌 なにをしても平均点 だけどそれ以上にはなれなくて 感じる疎外感 生きるために仕方なかったこと 気を使って、大丈夫って言って あなたが笑ってさえいれば 明日を迎えられるから カップ麺とパン以外が 食卓に並べばいいと思った 結局どこに行っても僕は利己的な 人間 皿の上のカビた牛肉 山と積まれた洗濯物 水垢がこびりついたシンク これが僕の生きた世界 成長して大人になっても ずっと頭から消えないシコリ きっとこれは呪いの類い 憎むことができない呪い 借りた金で行った高校 でも弟妹には出す学費 結局貸してと言われるバイト代 それが僕の常識だった 狂気を孕んだ祈りの声 窓から漏れ出す悲鳴 拒否することは許されず 群がるのは張り付く笑顔 それでも僕は生きてるから 離れることを選んだんだよ 20年もかかってしまったけど 守りたいのは大切な人だけ