君のことがとても嫌いで その顔こっちに向けないで 距離をとって近づかぬように 心に空いた穴 君からあの子の名前出るたびにまた この両頬に 傷を刻んでいく 道から飛び出してくサッカーボール 優しくされるほどに 喜び込み上げてくる かき消すように 胸が痛む 坂転がってゆく 話したいけれど 離したくないんだと このままの方が楽だよね 近づいてくるボールを今 つまさきでそっと 止めた 君のことがとても嫌いで 近づきたくなかった 自分の意思とは違う場所で 気づくと 涙を 伝わせてた頬 街灯 灯りが照り始めてすぐ 遅れて 心に 名前ついてゆく この関係で 終わってしまってもいいんだって 思えなくて ただそれを否定できない 自分もいて でもそれは嫌なんだって 走りだせずにはいられないから 君の影 もう離れ 息切らせ 歪んでいった夜景 砂利が跳ね 匂うカレー 痛み耐え 降り出してった雨 月が街 照らし出し 角曲がり はしゃぐ学生たち 見えてきたあの背中目指し うまく息できずに向いた眼差し ひとしずく 水面におちる ように声が響いた 思い出すたびに 想い出せないこんな自分 このままじゃもう嫌だよね ボールを蹴りだしたら声になった す、好きだよ
