「うっそ!初めて知りましたぁ」 「苦手な人とか居ないですぅ」 リアクション面倒 全員苦手だし 「もう!期待はしないでよ~」 ちょっと控え目にもなっておく だいぶ板についた 上手な生き方 どうせ世渡り途中で出会っただけの (君も)ありの(ままの)私 見てくれないんでしょ 『だっる...ハッ(やば!)』 いつまで経っても 直ぐにいい顔しちゃって馬鹿みたい まんまとひっかかった君だって 同じだわ! そろそろ本性を見せちゃって 離れようと思ったのに 君はなんで変わらない顔で私を 見つめてくるの? 全部私の最強装備 どう? "真面目で明るい いい子" 剥がれたらキケン 愛着もあるし じゃあお喋りはおしまい どっか行ってくれる? (わりと)行けよ(マジで) まずい!近くに他人が! 『ニャ、ニャ~...』 あぁもう!ペース乱されちゃって なんだか私らしくない 静かに笑い堪えてんのバレバレよ? ねぇ! そもそも全部君のせいで...って 人の話聞いてんの? でも気を使わないこの時間は 意外と楽なんだけどさ いつかは見せなくちゃいけないよ そんなことわかってるけど "本当の自分"がこの装備選んだの (しょうがないじゃん) つぶやく私 君はキョトンとした目で見つめこう 言った 「それも含めて全部自分でしょ?」 離れようとしてたのに なんでなの! いつまで経っても 直ぐにいい顔するのはやめられない 猫をかぶった私も全部私だわ! ますます体にも馴染んだ 最強装備の中身は ありのままの私よりもっと 特別だしやっかいかも 君の前だけで見せる私隠した ネコカブリスト