最後のチャイムが鳴り終わり (なんとなく) 階段登って 誰もいない場所まで (一人きり) 校舎の屋上 風の中 (ぼんやりと) 錆びた手すりの上で頬杖ついてた (地平線) 遮るもの 何もないから 込み上げる感情に正直になれるんだ 夕陽 1/3 沈み始めて なぜだろう 涙溢(あふ)れる 空が赤く染まるその一瞬は 今日という日の独り言 どんな幸せも悲しみもすべて 少しずつ暗闇に消える ここから見下ろす校庭は (ただ広く) 部活が終わって帰る影の俯瞰図 (寂しいね) 長めのマフラー 巻き直し (肌寒い) 低い一番星をあそこに見つけた (雲の横) 誰からも邪魔をされずに 考え事しながら この景色眺めてた 夕陽 1/3 まだ残ってる 止まらない 頬の涙 全部 やりたいことできなくても こんなキレイに終わりたい 時間(とき)はまた次の星空を連れて 新しい思い出を作る 人は皆 何か見送り 今日よりもいい明日(あす)が 来ることを信じてる 夕陽 1/3 沈み始めて なぜだろう 涙溢(あふ)れる 空が赤く染まるその一瞬は 今日という日の独り言 どんな幸せも悲しみもすべて 少しずつ暗闇に消える