白い息を吐く たばこの煙かわからなくなった 覚えているのは 苦い香りだけ あなたがいなくなってしまうなら いっそ消えてしまえばいいだろう 曇る眼鏡のおかげで前が見えないな あたためてもらうためにわざと 忘れていった 僕を抱きしめてまた笑って 震える手を握る僕を探すあなたは もういないな なんてことはわかってる はずなのに 白くぼやける視界であなたを探す、 今 あなたが初めて手に取るたばこ 僕は見て見ぬふりをするから 煙に乗せて嫌なこと全部 でも僕のことはしまって 震える手を握る僕を探すあなたは もういないかな なんてことを考えた僕がばかだ 涙でぼやける世界で 帰っておいで僕のところに なんて言えないから 冬の夜をブルーな気持ちで迎える 置いてきたはずの思い出を 吹き返すの、今