僕の心の奥底には 決して眠らぬ "瞳" がある 多分それはもう "僕" だとは 到底呼べない領域だけど オオミズアオが誘蛾灯に その羽打ち付ける夏の夜 海辺のホテルの窓からは 銀色の月が二つに滲む ムーンライト トランス "瞳” は果てしなく拡がり ムーンライト トランス やがて蒼き地球を包む ムーンライト トランス 行方知れずの君を探し 何千マイル旅してきた そうか! 間違いに気づいたよ 目線をあげよう 座標は空さ 愛しているよ やっと言える 背中に翼 生えた女よ 僕等の "幼年期" は終わった 返事は今ならわかっているさ ムーンライト トランス 沙羅双樹の枝で待ってて ムーンライト トランス 君の元へ飛んでいくから ムーンライト トランス