<♪> 「タイセツナアナタ」 あたしの上で 声上げる姿、哀れだわ 猫なで声で 呼ばれるの好きでしょう? うわべだけのごっこ遊び、楽しむ アナタへ 隠せない 傷痕あげる 追いかけてすり抜ける 蝶々よ バカね 歯の浮くような台詞を吐いて 随分、酔狂な宴ね 稚拙な欲であたしを征服 してるつもり? そう、罰は一番 理不尽なものでしょう <♪> 消す事のできない記憶 心根を抉ってあげるから 踊れ 掌の上、取り繕いもがく 虚しいザマを見ててあげる 脳天先から爪先をなぞり 堕ちて見せて ほら・・・ <♪> そうよ 好きと嫌いの二律背反 もがき苦しむのはあたしね 心地良い束縛、抱かれたままに 堕ちていける 歯の浮くような台詞を吐いて 随分、酔狂な宴ね 癖になるほど強引なキスで 忘れさせて・・・ 白い熱で 縫い止められた 蝶々 <♪> 睡蓮の部屋で あたしは一人 絶望の音を、聞いていた