今日すごく嫌なことがあった 辛かった 怖かった 人に言うほどじゃない 小さな出来事だ でもこの気持ちやり場がなくて この気持ちどうしようもなくて スマホやお酒じゃおさまらない 私どうにかなっちゃいそうだ そんな時コンビニのおばちゃんが 話しかけてきた 「あんたのそのカバンかわいいね 作ったの? すごいね~」 いきなりでびっくりしたけど おでんの湯気を一緒に吸った 私の眼鏡が曇って 気付いたらちょっと笑っていた 何だか熱くなった じわり熱くなった 湯気のせいなんかじゃない 泣きそうだ 悲しい音が 泣き声が 聞こえてきたら 胸がざわついて 何かできないかって そこを越えても良いかって 悲しい音が 泣き声が 聞こえてきたら 今日知ったよ たった一言で 「ふふ」ってなるなんて 便利な世の中になって スマホあれば生きて行けて でも悲しいニュースは増えていく 法律もどんどん増えていく 今でも頭に残ってる 子ども達の顔 小さな体で頑張った 子ども達の顔 でも私もいつか 可愛いはずの泣き声に 泣きたいのはこっちだ なんて叫びだすかもしれない 人ごとじゃなくて 誰にでもあり得る 誰が悪いとか そんなことじゃなくて 夜も朝も怖くて 夕日は綺麗じゃなくて モヤがかかった毎日変えられるのは 悲しい音が 泣き声が 聞こえてきたら たった一言でも 何かできないかって そりゃやっぱり怖いけど 泣き声の一番近くのママやパパは もっと泣いてるかもしれない 悲しい音が 泣き声が 聞こえる前に どうすりゃいいんだって 考えてみたら 出来ることがあった この街で目を合わせて 声をかけあってたら たった一言で 私みたいに 「ふふ」ってなるかも 夕日は綺麗で この街に 「ふふ」って聞こえる