下まつ毛から零れ落ちる滴は まるで未来へワープするかのように 音もなく 躊躇なく 消えていった 地下鉄の薄暗いプラットホームを 歩く人達に紛れてこぼした ため息が空に とけてく 日々に いつしか終わりを探していたんだ 目にうつるもの全てがモノクロに 見えてたあの頃 生きてた 確かなものは 何もないけれど 自分ならやれるんじゃないかって そう 何度も 言い聞かせてきたんだ さぁ ワープ 走り抜けてゆけ 未来へのイメージは 果てしなく 輝いてる あなた 描いて この世に生まれて 一度だけなんて言わずに やりたいこと その瞳に見えたもの 全部 全部 叶えよう こわがりな心震える足で立ち向かう その背に吹く風が どんなに冷たくとも 刻んでく その一歩が 周りの景色を変えてゆくんだ 一人ぼっちで戦わなければ いけないなんて 思い込んでた 体中に 響く鼓動が 高らかと夢に突き進めって そう 何度も 言い聞かせてくるんだ さぁ ワープ 声を上げてゆけ 未来へのステージは 旅立つ あなたの今と今が 照らすよ この手に染み込んだ 汗と涙があるから ほんの少しだけ 強くなれる ほら その瞳は 輝いてる 繰り返し訪れる 不安の渦も かけがえのない瞬間が その背中に そっと 寄り添うから さぁ ワープ ありふれたとしても その扉は他の誰でもなく あなたの為にある さぁ ワープ 明日を生きてゆけ まだ見ぬ未来は 未知のまま あなたを そこで待ってる この足に伝う わずかな震えも誇りに 漲るその瞳に適うものは この世に ひとつも無い