僕らのデュオローグ 君にとってすれば 読み返すほどもないような 退屈な数ページだね 朝の光のように 混じり気のない微笑みを 何万回だって僕に くれてた君なのにね 小雨通りを 吹き抜ける風 そっと閉じてたこんな物語を ペラペラ捲ったから 僕らのエンディングはプロローグ 打ち切りになったドラマだ 人生はシナリオ通りに いかない いかない その先のストーリーを今ひとり 考えてみたりしたけど やっぱり君とじゃなけりゃ 描けないや 僕らのデュオローグ 仕舞い込んだボードゲーム あの駒とは違う未来を ふたりは生きているね きっと今なら なんて思うけど こんな日がな一日過ごす今と この話にピリオド打つための 最後のモノローグ 「通り雨みたいな君だった。」 主演ふたりだけのエンドロール 流すね きっとね こんなにも滑稽なエピローグ ヒロインが不在の結末 白紙のままになったページに 君なら 君なら その先のストーリーを 今ひとり... やっぱり君とじゃなけりゃ やっぱり君がいなけりゃ 描けないや