眠らない路地の気配 そっと飲み込んで夜がひろがる 触れたネオンの生ぬるい温度 醒めるその前に リバース 瞬く遊星まで あなたの痩せた声だけが こだましている 空っぽだった私の過去も未来も朧げ ねえ いつからだっけ? 本当のことは皆 遠回しで 誰もいない夜をすべる 録画された空に似てる 何も見ない瞼 閉じて 果てを待っていた この街のどこかで正しさだけが リバース ただ リバース このまま隠さないで 上書きされた夜さえもリバース 雲間を切り裂くようにサーチライト 照らして 空っぽだった私は消えてしまうかな 握る手は見つからなくて あなたの指以外 忘れさせて 誰もいない夜をすべる いつか来る遊星を待つ 何も見ない瞼 閉じて ここで待っていた この街のどこかで正しさだけが リバース ただ リバース このまま隠さないで 上書きされた夜さえもリバース