涙で濡れたあなたの声は 何により強く僕を掴んだ 涙で濡れたあなたの声が 相も変わらず僕を包んでる かけ違えてた言葉の数は 嫌になるほどに酷くもどかしいの あの日に戻れるなら 言葉は探したまま 叶わぬ願いに飲まれ 今深くに落ちていく 僕ら欠けてゆく 今に裂けてゆく 何も吐き出せず また君 遠く 愛が溶けてゆく 日々に溶けてゆく この寂しさがお前に分かるかよ 描きたいものはいつしか霞んでいた 削り削られてった 困っちゃった どうかしちゃった 君のいない世界 馬鹿みたい それだけで全てがもう耐え難い 意味などない 理由などない 価値などない でもヤケにはなっていない 「誰かのためでありたい」 「必要とされていたい」 狂った世界さ だからほらまともでいられないの 僕ら欠けてゆく 今に消えてゆく 何も変えれず 未だ君 遠く 行方も知れず 名残だけ残して この儚さが分かってたまるかよ 僕は枯れてゆく 君は枯れてゆく 巡る刹那に 今 何を想ふ 愛が溶けてゆく 愛が解けてく 真白に浮かぶ月のように 僕ら欠けてゆく 満ちては欠けてゆく
