僕らのこと 引き裂くように この夜の終わりを知らせる 西の空に柔らかいオレンジ 憧れの影と 遠ざけてく朝 皮肉の中 紛れ込んだ 温もりを覚えているから 街灯たちが眠った後も 繋いだ灯は 消えないでいた 帰れない僕らは 手を取り合って 夜に溶けた 永遠だって思えた 夜明け前の小さな希望 通り過ぎてゆく景色に 春のゆくえを見つけたから 笑顔だけを照らしてくれ せめて今日だけ 今だけは 帰れない僕らは 手を取り合って夜に溶けた 永遠じゃなくたっていいさ またここで会えるだろう それぞれが向かう先も 大事にする物も違うけど たしかに僕らは同じような 儚い夢を見ていた この街に溢れかえる 寂しさの数だけ歌おう 格好つけて言うわけじゃないけど ずっとここにいるよ