2500年後の哲学者へ

歌詞

昼過ぎに布団から なんとか抜け出した けだるい空気をごまかすために めくった朝刊の小さい3面記事 見出しには『大接近』の文字 特に詳しいわけではないけども 再来は2500年後らしい 悩みはもうちっぽけなもんに思えて 僕は久しぶりに自転車を漕いだ 夜空かすめる巨大な弾丸 何を思ったか ただ手を振った 不思議と胸があたたかくて あの人に会いたくなった 永遠に生きることが幸せか 古くから人は答えを導いた どれもこれも実に秀逸で すべて一つの正解だと思う なんか偉そうに聞こえるだろうが イエスの生まれる何千年も前 こうして大勢が空を仰いで 深く黙想したに違いない 終わりに向かう旅の人よ その美しさに惑わされて 未だ見ぬ「永遠」を欲しがるけど 悲しいかな もう顛末は判っているんだ こんなことを考えたって話したら あの人はどんな顔をするだろう 「それ大昔の哲学者も言ってた」 って 正直その通りでございます 彼らの思いは人に繋がり今もまだ 生き続けている気がしないかい？ その末端で僕に伝わった ならば誰かに繋げて 生きて未来へ 終わりに向かう旅の人よ 行く道の安全を祈ろう 不思議と胸があたたかくて 僕は本当の永遠を垣間みるんだ 夜空かすめる巨大な弾丸 2500年後また会おうじゃないか！ 願わくばその日が来るまで あの人とずっと一緒にいたいなぁ