無意味な表明と決めつけられた 無機質な表情で言葉を吐き出す そこには温もりも冷たさも無く 偽りで紡いだ糸を辿るだけ いつか描いた風景 理想を語った青い過去 あの頃は花が咲いていたんだ バラバラに飛散する淀んだ心髄 色褪せた感情に浴びせられる非の傷 み 神様は死んだわけじゃない 初めから存在などしない 仄暗い部屋の中 枯れた涙 流した くだらない情景を眺め続けた 変わらないものだってわかっていて も 色鮮やかに開く花はもう 知らぬ間に風に溶けて消えた 現実の影に埋もれて 色味を失い俯向く あの頃の花は何処に在るのか 暗く深い渦の中に映った光明 閉ざされた感情が放たれて浮き上が る 何を知ったわけじゃない 初めから存在していた 仄暗い部屋の中 抜け出して 価値観の相違で分かり合えず 過ちを否定して何が変わる いつか辿り着ける 細やかに吹き出した冷たい風 季節の変わり目に記憶が滲む そこから温もりを少し感じて 偽りで紡いだ糸は空に解けていく