小さな石が 靴の中でさ コロコロと気になるみたいにね 慣れた町並み 君と歩いた 景色眺め何度も足が止まる 悲しいとは違うんだよ 寂しさを消せないだけ バスが来るたび 君が下りてくる そんな気がして ありふれた 日常が 頭をかすめて それでも涙は もう流さないけど もう一度 もう一度 手を繋ぎ合う そんな絵空事も 浮かべてみる 君が飲んでた あのなんとかっていう お茶をわざわざ買ってみたりして 忘れたいような 失くせないような 君への想いまたなぞってる 戻りたいわけじゃない ただなんとなく味気ない 君が思い出のひとつに成り下がる なんか嫌だな 痛くても こすれても 離しちゃいけない そんな摩擦をさ 愛って呼ぶのかな もう二度と もう二度と 届かない言葉 今更用意してみる 分かってるのに 巡り会えただけでいいとか そうは思えないから ぽっかりと 空いた穴 埋めているのは 今でも結局 君のことばかり ありふれた 日常が 頭をかすめて それでも涙は もう流さないけど もう一度 もう一度 手を繋ぎ合う そんな絵空事も 浮かべてみる そんな絵空事に 手を振れるその日まで