季節はずれの雪が あの日を思い出させる 肩を寄せ合いながら 歩き 手を擦り温める息 忙しい日々の繰り返しで あなたとの距離が遠くなる でも追い越せ 追い抜け 引っこ抜けの社会に ついていかなくちゃ Ah 僕の全ては君を通してじゃなきゃ 始まらなかったんだ 今 スピードを上げて記憶をたどると 約束してた映画のチケット 今日はなんだか少し違う気が 口にも出さず 彼女のネイル 雨降りの日曜日 何をすることもなく あなたと 時間を止まれ たわいのない話が好きだった 次から次へと新しいことが起きてくのは素敵だね でも何かを得るには 何かを失わなくてはいけないのか 未来を描いたあの時の地図には いつも二人一緒だった 今も残されたままの一輪の花 君の心写すように 少しずつ萎れていった 僕の優しさの足りなさで 光に吸い寄せられた 蝶のような羽を持つ 青い空と 甘い蜜を 思い浮かべ 羽ばたくよ 光の中へ 光の中へと 思う程 夜明けと共に 寂しさが押し寄せて来るんだ それなら全て失って 行くあてもない程の 悲劇のヒロインを演じて もう僕には恐いものなんてないのと 心とは裏腹に 今 スピード上げて君の住む町へ 約束してた映画のチケット まだ間に合うかな 肩を揺さぶるほどの息を堪えて 「君のいない世界なんて」