心の隙間に 落ちて取れない写真のよう ばらまいた楽譜あつめても 再現出来ないあの日の音 君の部屋の窓から屋根に登って 僕は初めて煙草を吸った 借りてきたレンタルビデオ机に置いて 君が弾き始めたピアノの曲が 鳴り響いた あの日の音 忘れられないよ Transfer Girl 開いた小説に 落ちた雫で雨に気付く へばりついたページ剥がしながら 思い出すんだ、あの日のこと よそゆきの綺麗な服を着た君を連れて 僕はどこかへ逃げようとした 何から逃げたかったのかは いまだにわからないけれど ただ夢中で走った でもダメだった あの日のこと 思い出すんだ 転校生として出会った 君がいました 真昼の月のように 透明直前の 「転校生だから」と言った 君を思い出す 真夏の風はいつも 夢の手ざわり Transfer Girl さようなら 伝えたかった