夜空を見ている黒いネコ まるで満月のような瞳で 傷ついた体をいやしながら 闇に溶けて コーラの夜に浮く星の泡 君の瞳はレモンのようだよ 炭酸水に身をまかせ 氷の手足なめてやるといいよ 君の部屋の窓からは何が見える? 僕が今日見た景色がコレなんだよ 君は素敵な夢を見ているんだろう 夜風が冷たい窓をあけて願う 明け方に少し雨が降るんだってさ 窓をたたく雨の音が心配だよ グラスの中に君の顔を浮かべる カラリと氷がとけて笑顔が咲く 君と星の泡につつまれながら 二人で手足を温め合おうか! 明日は君に会えるかな?とつぶやく となりの家のネコが泣いているよ 同じ道を歩く事はできないけど 寄りそえばいいと思うんだよ 同じ夢を見る事はできないけど 語り合えればそれでいいよ 同じ涙 流すことはできないけど やさしく拭いてあげるよ 同じ痛み 知ることはできないけど いつでも君を想っているから