コンビニでデザートも買える 病気もないし 不自由はない そんな風に貯めた幸せを 薄く延ばして食い?いでいる この世界の落とし穴は 何もしなくても朝が来ることさ 内臓が浮くような ふわっとした不安がある 心躍らせる事も無いけれど 現状に不満はないのに いつからかこの胸は 下向きにばかり 鳴るようになっていた もう張れるほどの我(もの)を僕は 持っていないな あの頃は分からなかったの 言うことなんて聞かなかった その内の半分くらいは 10年後の予習だった この世界の落とし穴は 後悔ってやつの 遅刻癖がひどいことだ どこで切っても同じ顔の飴 そんな日々を望んでいるのだろう? 楽にいこうよ 思ったより僕らは複雑なんだ 心を見失っているんだね 頭の片隅のその片隅に置いておいた 其れは なぜだか 布団に包まれている時にやってくる 内臓を抉るような どろっとした不安の夜 治し方はきっと知っているけれど 僕にはできない 思いつく限りの自愛を 破けるほどに摺り込んで済ます 先のことは忘れたい 今更言う事ばかり聞いて ほらねまたこうやって 遅れてくるでしょう ねぇ?