冴えない夢の話 縦貫道を抜けて最後のカーブ どこにも戻れない 夜がまだ明ける前の渚 治りかけの果物ナイフの傷 ただ君の手に触れていたいだけ 陽当たりのいい部屋 通路側の窓から見えた空 限りある幸せの 小さい粒を照らす朝日の中 ベランダから吹き込む柔らかな風に くすぐられているくらいでいいのに 僕たちはいつもふざけてたいし それぞれ楽しみを持ちたい 僕たちはいつもふざけてたいし 悲しみをわざと作りたい 僕たちはいつもふざけてたいし くだらない秘密も知りたい 僕たちはいつもふざけてたいし わからないことを残したい 僕たちはいつもふざけていたいし