巷 蔓延る 鬼の形相 見て見ぬふりで日々は過ぎていく 針山のような言葉の羅列 傷つき傷つけ日々は過ぎていく ぼんやりとした不安が 街を赤く染めていく いつのまにか垂れてる 真っ白に光る糸 「そっち」 にいつでも行けるんだって 適当な言い訳を洒落た言葉で飾って 何でもないふりをしてるふりをして いる 自分由来の血の池に浸かり 泥濘のような日々は過ぎていく 焼かれるような焦りの中で 意味はただ過ぎてく 馬鹿みたく ただ笑っている時も ただの馬鹿が憂う時も いつもそこに揺れてる 真っ白に光る糸 「そっち」でみんなが笑っている 登る勇気はおろか 千切る勇気もないまま 見上げる俺は ねぇ どんな顔をしているんだ?