形のない不安感が飽和して 濁っていく空想のなか ふさいだ記憶がまた芽を出していく 境目もなく昨日と今日繋いで 腐った心は包んで窓からそっと 捨てた 諦めたはずの憧憬は忘れられずに 先細る日々をもう一度燃やすなら 場所はどこにしよう? 諦めがたい夢さえ忘れたなら しょうもない抜け殻の命でしょう 中身のない虚勢だけ掲げた ハリボテの偶像のそば 走光性でまた馬鹿が群がる あーもう阿呆くせえな っていう場所もなくて 濁った視界がさらに濁っていくのも お前のせいです 空回る脳で48時間 愚痴垂れ続けて なす術もないまま落ちてゆくだけが きっと運命でしょう 先の見えない毎日ごと燃やすなら 場所はどこにしよう? 諦めがたい夢さえ忘れたなら しょうもない抜け殻の命でしょう