見たくないものに蓋をして 見ずにいられる世界であったなら こんな 息苦しいこともなかっただろう 目を逸らしてまた振り返って 後退りしながら進んできた 明日のことはもう 考えたくないから 自分の事なのに他人事のように 思えてしまうのは何故なのだろう それは自分を 愛せていない証拠だろう 「なら他人を愛す資格がない」 など、「愛される資格なんてない」 など、 誰が言ったんだ そんな戯言 好き勝手放題 指差して 解けない呪いをかけておいて 知らぬ存ぜぬで「恨むな」って そんなの許せるわけないよ 未来に縋るのはやめにしよう 過去はクシャッと ゴミにまとめておいた これでもうボクを縛るものはない そうだろう? わかってくれるなんて思ってないよ ボクも何もわかってないから ここまでの道のりが天国か 地獄かなんてさ わかるわけないんだ 他人の人生を値踏むな 誰も頼んだ覚えはないから これはいつの日か 自分で終わらせるストーリー 誰も知らない そんな思い出(ストーリー) 何度過ちを繰り返して トラウマばかり背負って 来たのだろう 眠る度ぶり返す 自傷症状ファンタジー 何一つ成せてなどないから 心だけが取り残されていく いつの間にか 大人になってしまった 誰も彼もボクだけ置いて 光の方へと走り去っていく 膝をついて 「もう歩けない」って泣いてる ボクはここにいるよ 差し伸べる手なんてものは無かった 負け犬は所詮人じゃなかった これを何と言う? 人の生とは呼べないだろう もしもボクがここにいたとして 目の前で苦しんでいたら キミはそれを助けてくれるだろうね だってさ それは優しいから でも世界のどこかで 誰も知らないような場所で 彷徨っていたら キミはボクを見つけてくれるかい? わかってくれるなんて思ってないよ ボクも何もわかってないから これまでのこと 自分のこと 相手のこと わかるわけないんだ でもそれを生と呼ぶのだろう 足掻いて生きた過去があるだろう それをいつの日か 終わらせるのさ ノスタルジー まぶたの裏 呪いに告げるよ おやすみ 誰も知らない そんな思い出(ストーリー)