終電に詰め込んだ 人々の溜め息 汗ばむ窓 なぞった落書き 映る世の中を宙に描く また <♪> あぁ明日も来るのか 憂鬱と帰路の午前3時 くたびれたヘッドフォンから 漏れたのは 安い愛を癒す歌 <♪> 誰かの終わりをまた夜が 塗りつぶして行くのに こんなうるさい世界がまた悲しみも 噛み締められない 目覚めの悪い朝になるなら 目覚めぬまま夢の中 でもいつまでたっても明るいや またいつもの部屋の中 また今日も当たり前に呼吸を続け 時代のスゴロクを踊るよ 溢れた嘘も真実も飲み込んでゆく ただいい加減にサイを振る? つまらないと駄々をこねる? また僕ら言えない癒えない 痛みを数える <♪> 欲と御託を平行に並べては崩されて 愚痴を吐いて足りない分は 寂しさで埋めてくの? 生傷の絶えない心臓に どんな媚薬が似合うのだろう? 分からない知りたくもない 安い同情誘う歌 じゃあ誰かが犯した罪の答えを お前分かるって言うのかい? 隠せなかった衝動の答えを 答えを <♪> また今日も当たり前に 終わりを告げて 時代のスゴロクを歌うの? 溢れた愛や悲しみは 伝わらないよ その手に握った携帯に? 大事に抱えたゲーム機に? 僕ら見えない消えない この思い焦がれて行くよ 感情が崩壊 積み上げた後悔 これが望んだものかい? それが答えなら生きろ 僕ら言えない癒えない またコマを進めるよ