シャングリラ ああそれは シャングリラ どこに インダスの水に浮かぶ 黄金の月を縫って あの人によく似た影を 乗せた小舟が来る この夜に出会うために 私は生まれさすらい いくつものめぐり合いと 別れを越えてきた 運命の河 誰も一度は この岸に立つ 夢の流れ 惑いと言う名の サリーを脱ぎ捨て シャングリラ この地上の 探し続けた楽園 シャングリラ それはきっと あなたの胸の中 ひんやりと花のしとね 火照った背中の大地 目を閉じているのに アア一面の星の海 死ぬことのない愛など 求めるのはおよしと 悲しみを称えた目で クリシュナが見守る 運命の河 渡り終えたら もう戻れない 夢の流れ いつしかあなたは 消え去り私だけ シャングリラ 目覚めれば 寂しく乾いた荒野 シャングリラ まだ私は 歩き出す旅人