理想論の内情 神様なんて アテにはしないさ 確率の推定 「例えば」なんて甚だ滑稽さ 息を殺して 今日も叫ぶの 僕はここに居るよ 君の名を呼ぶから応えてくれ 今はそれだけでも 生きていけるんだ 僕をその理由で満たしてくれ せめて今夜も眠れるまで 甘い吐息が絡みつくんだ 髪の毛みたいに 無理矢理にでも流しこむんだ 詰まらせぬように 嘘を隠して 飲み込める程 僕は強くないよ 僕が吐く言葉に気付いてくれ まるで全てが 逆さになったようだ 何もなくなるまで壊してくれ こんなもの僕には 要らないから早く 未来も過去もなくていいよ 明日なんか来なくていいよ どうせぐしゃぐしゃになるんだ ねぇ、そうなんだろう? 君の名を呼ぶから応えてくれ 今はそれだけでも 生きていけるんだ 「好き」という言葉に 気付いてくれ こんなもの、ただの幻奏だ 君の名を。