風が吹いていた 昭和も終わりに近い頃 なごりの追風 吹いていた 小さな原っぱ ひしめきあって 男達は無我夢中 夢と云う名の奴凧 天を仰いで揚げていた~ 凧凧揚がれ 天まで揚がれ 妻や子を顧みず 俺も俺もあの頃は やっぱり 奴凧揚げていたよ~ ♪ 今は吹き曝し 昭和の時代も過去になり ちぎれた想い出ふきさらし 乾いた原っぱ昔を偲び 星も消えた 空を見る 夢と云う名の 奴凧 どこか遠くへ飛んでった~ 凧凧揚がれ 天まで揚がれ ほろ苦い酒をのみ 俺は 俺はこっそりと心に奴凧 揚げてみたよ~ 凧凧上がれ天まで揚がれ 妻や子を愛しつつ 俺は俺は 明日も又 希望の奴凧あげて生きる~